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医療・看護・作業・理学療法楽研究所―Physical Therapy―

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骨格筋由来の拘縮の発生メカニズム(筋線維の横軸方向への伸張性):理学療法士に必用な知識

骨格筋由来の拘縮の発生メカニズム(筋線維の横軸方向への伸張性):理学療法士に必用な知識


●筋膜の伸張性
以前書いたように,骨格筋の伸張性は直列弾性要素(長軸方向)が筋線維,腱の関与が大きく,並列弾性要素(横軸方向)が筋膜の関係が大きいとされています.

・ご存じのように筋膜は筋上膜,筋周膜,筋内膜に分けられますが,どれも結合組織性成分(主要成分はコラーゲン線維)でできています.

筋膜は通常,伸張される時どのようになるのでしょうか?
簡単に説明すると,筋膜に多く含まれているコラーゲン線維が引っ張られるにしたがってコラーゲン線維の配列が変化することで伸張性が生まれます.

骨格筋の長軸方向においても,筋線維より筋膜の方が先に伸張されるとの報告も多くあり,これは筋膜においてコラーゲン線維の配列変化が円滑に起こらなければ,骨格筋全体の伸張性は低下すると考えられます.


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[ 2012/02/13 10:00 ] ●学問・理論 | TB(1) | CM(0)

骨格筋由来の拘縮の発生メカニズム(筋線維の長軸方向への伸張性):理学療法士に必用な知識

骨格筋由来の拘縮の発生メカニズム(筋線維の長軸方向への伸張性):理学療法士に必用な知識

●筋線維の長軸方向への伸張性
・骨格筋レベルよりももう少し細かく見てみると,筋線維の両端を引き延ばしていった時,筋線維の内部では太いフィラメントと細いフィラメントの重なりがなくなっていきます.でも引っ張る力を除けば元に戻ります.

このことで解ることは,筋線維そのものに弾性要素が備わっていることで元に戻っているということです.

太いフィラメントは,Z帯との間にコネクチン(α,β)があり繋がっています.このコネクチンにPEVK部と言われる部分があり,ここがタンパク質の構造がほどけたり,戻ったりすることでバネのような働きをしています.
このコネクチンが短い骨格筋の伸展性は低く,バネのような要素は少ないといわれています.

コネクチンはタンパク質でできていて,タイチンとも呼ばれます.

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[ 2012/02/12 09:08 ] ●学問・理論 | TB(1) | CM(0)

骨格筋由来の拘縮の発生メカニズム(伸張性の概要):理学療法士に必用な知識

骨格筋由来の拘縮の発生メカニズム(伸張性の概要):理学療法士に必用な知識


●骨格筋の伸張性の概要

・骨格筋はそもそも,どんな風に伸ばされたものが戻っているのでしょうか?
 
大きく2つの要素からなっているようです.

1つ目は弾性の要素です.
この性質は力を加えると変形しその力を除けば元の形に戻るといった性質です.骨格筋の場合,その長軸方向への直列弾性要素と横軸方向への並列弾性要素の2つがあります.直列弾性要素を担っているのは筋線維や腱といった組織であり,並列弾性要素を担っているのは,筋膜といわれています.

2つ目は粘性の要素です.
この性質は流体内部に働く抵抗,粘り気といわれる性質です.骨格筋の場合,骨格筋内の水分やプロテオグリカンなどによって作り出されているようです.

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[ 2012/02/11 11:35 ] ●学問・理論 | TB(1) | CM(0)

拘縮の分類:Hoffaの分類:理学療法士に必用な知識

拘縮の分類:Hoffaの分類:理学療法士に必用な知識

Hoffaによる分類では①皮膚性拘縮,②結合組織性拘縮,③筋性拘縮,④神経性拘縮,⑤関節性拘縮の5つに分類されています.

①皮膚性拘縮
・熱傷後や皮膚挫創後に皮膚が壊死を起こして,瘢痕治癒後に発生する瘢痕拘縮です.
・熱傷はⅢ度,Ⅱ度の真皮深層熱傷で生じることが多いです.

②結合組織性拘縮
・皮下組織,靭帯,腱,腱膜など主に結合組織によって構成される組織に起因するものの拘縮
・筋筋膜の拘縮もこれに入ります.
・Dupuytren拘縮:手掌腱膜が癒着,瘢痕化し手指の屈曲拘縮が発生する.

③筋性拘縮
・骨格筋(筋線維)の短縮や萎縮が原因で起こる拘縮
・関節が特定の肢位で長期間固定されたことで起こる.
・筋膜などの変化も生じるため,結合組織性拘縮も合併していることが非常に多いと考えられる
・Volkmann拘縮:ギプス固定などで骨格筋の阻血が起因で起こる.

④神経性拘縮
・神経疾患に由来する拘縮
・強い疼痛により,反射的に筋スパズムが起こり,疼痛から逃れるため逃避肢位が長期間続く場合に発生(反射性拘縮)します.
・痙性麻痺を伴う中枢神経疾患では,筋緊張亢進のため痙性拘縮が発生.
・末梢神経障害に伴う,回復過程における拮抗筋と主動作筋の筋力アンバランスに起因する弛緩性麻痺性拘縮が発生.

⑤関節性拘縮
・関節構成体に属する滑膜や関節包,関節内靭帯などに由来する拘縮

しかし,Hoffaの分類が臨床でそのまま使えるものではないと考えていますので,慎重に判断して治療を行っています.

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[ 2012/02/08 20:00 ] ●学問・理論 | TB(0) | CM(0)

ROM制限(関節可動域制限):理学療法士に必用な知識

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(病変部位による分類)
●皮膚性拘縮
・皮膚や皮下組織の伸張性が低下したことで起こる拘縮のことをいいます.
・これらの組織はコラーゲン線維を主とした結合組織であって,熱傷後や皮膚挫創後の瘢痕化は皮膚,皮下組織を構成する結合組織が基質的に変化したものです.

●筋性拘縮
・筋線維自体の伸張性が低下した場合と筋膜の伸張性が低下した場合があり,後者は結合組織が器質的に変化したものです.
・筋膜は筋の横軸方向への伸展性に大きく関係しています.

●腱性拘縮
・腱の伸張性が低下したことで起こる拘縮で,腱も結合組織で構成されているのでその器質的変化によって起こります.

●関節性拘縮
・関節包(滑膜も含む)の伸張性が低下したことで起こる拘縮で,これも結合組織によって構成されていることからその器質的変化によって起こります.

(原因による分類)
●結合組織性拘縮
・結合組織によって構成される皮膚,皮下組織,筋膜,腱,関節包が原因で起こる拘縮で,結合組織の器質的変化に由来した拘縮をいいます.
・上で述べた病変部位による5分類すべてがこの範疇に入ることになります.
(筋性拘縮の原因が筋線維に由来している場合は除く)

●筋線維性拘縮
・筋節長の短縮や筋原線維の配列の乱れ,Z帯の断裂など,筋線維自体が器質的に変化すると筋原線維の滑走が制限される可能性があり,このことによって起こる拘縮をいいます.

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[ 2012/02/07 18:22 ] ●学問・理論 | TB(0) | CM(0)
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