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医療・看護・作業・理学療法楽研究所―Physical Therapy―

医療・コメディカル(作業・理学療法士・看護師)・介護・リハビリなどについての情報{病気・治療(関節・筋)・評価・検査・理論・運動学・時事ネタ・研修会など}を収集していきます。

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IDストレッチング

IDストレッチング

●定義
IDストレッチング(Individual Muscle Stretching,個別的筋ストレッチング)は主に伸張性の低下した個々の筋を対象とし、可動域および柔軟性の改善などを目的として、個々の筋線維の走行および筋連結を意識した他動的ストレッチング法であり、筋緊張抑制のためにIb抑制および等尺性収縮を取り入れたスタティック・ストレッチングの範疇に分類される。
IDストレッチングは解剖学では筋の名称、起始・付着部、走行、三次元的な筋の位置関係の理解が重要であり、ストレッチングする筋の筋腹または腱を触診できる能力などが求められる。
神経生理学的には筋収縮機構、神経反射、体性神経系と自律神経系との関連、疼痛に関連する知識などの専門的知識が必要とされる。

●目的
①筋緊張の低下
②可動域(柔軟性)の改善
③筋痛の緩和
④血液循環の改善
⑤競技的パフォーマンスの向上

●対象
IDストレッチングの対象は個別的にストレッチングできる特徴から、原則的には上下肢および体幹の筋群すべて。

●評価
①障害歴
②診断名
③主訴
④腱反射のチェック
⑤可動域(柔軟性)のチェック
⑥運動痛のチェック
⑦触診

●タイプ別IDストレッチング
①ベーシック法
スタティック・ストレッチング
リラックス
スタティック・ストレッチング

②コントラクト法
スタティック・ストレッチング
リラックス
等尺性収縮
リラックス
スタティック・ストレッチング

●禁忌症
IDストレッチングの禁忌症は整形外科疾患、例えば関節障害、骨折、捻挫、筋断裂、腱断裂、五十肩・腰痛症等の急性期、脳血管障害などの中枢神経系疾患の急性期などである。

●期待される効果
①筋緊張が低下することにより、血液循環が改善され、筋のリラクゼーションが得られる。
②痛みの閾値が上昇し、疼痛緩和が得られる。
③伸張反射の閾値が上昇し、傷害の予防になる。
④関節可動域が改善する。
⑤巧緻性、俊敏性が改善される。
(IDストレッチングより)

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[ 2010/04/26 10:00 ] IDストレッチング | TB(0) | CM(0)

PNFとは

固有受容性神経筋促通法(PNF Techniques)
Proprioceptive Neuromuscular Facilitation Techniques

PNFは、1940年代後半、Harman Kabat M.D., Margaret Knott R.P.T., Dorothy E. Voss R.P.T.によって発表された治療法である。

当初、如何にしたらポリオの患者の筋力回復(回復過程)を早められるかをテーマに研究がなされた。

PNFの哲学、基本原理、方法(手順)は、解剖学、人間発達、運動学、行動科学、神経生理学等を基礎にしている。PNFの原理や方法を効果的にするためには、セラピストは患者の持つ残存機能を十分に引き出し、用手的に、あるいは視覚的手段で患者の本来の機能障害を評価しなければならない。そして患者の機能の改善を促通しつづけるためにセラピストは熟達した十分なハンドリングと患者に対する適切な指示が要求される。また、治療を個々の患者のニ-ドに順応させるためには、直感的かつ、独創的な能力も養う必要がある。

[ 定義   DEFINITION ]
固有受容性神経筋促通法(proprioceptive neuro-muscular facilitation techniques)とは、固有受容器を刺激することにより神経筋機構の反応を促し早める方法である。
Proprioceptive (固有受容器性の)
1.筋緊張、関節の位置の変化、頭部の肢位の動、不動により刺激される
2.感覚受容器(筋紡錘、腱紡錘、関節結合組織、耳内受容器等)
3.それ自身の動きでその組織細胞の内部に刺激を受ける
Neuromuscular (神経筋)
1.神経と筋に関する
Facilitation  (促通法)
1.あらゆる自然過程を促進すること(促通)すなわち抑制の逆
2.容易にすること
3.インパルスの通過によって神経細胞の中に生みだされる効果


[ 基本原理  BASIC PRINCIPLES ]
1.抵抗訓練は重要で、その使い方は多様である。
抵抗をかけることは、日常生活の活動を高め、また、スポーツなどの技能を高める上で大変重要である。抵抗は、セラピストが運動促通パターンの中で徒手的に与える。また、起きあがり動作、立ち上がり動作、歩行などの日常の基本動作やその他の応用動作に加えて、スポーツなどではある特定の運動パターンの中で用いる。また、ゴムチューブや滑車やマシンなどを用いて自主訓練を促すことも重要であるが、できる限り、日常やスポーツで使われる機能的な動作に近いパターンで用いた方がよい。

2.セラピストが患者にできるだけ早く運動学習させる為には、適切な課題を与えなければならない。
例えば、ゴルフや水泳が早く上達するには、自分一人でいくら練習してもなかなかうまくならない。コーチから適切に指導してもらうと、その上達が非常に早い。

3.集中訓練
訓練を集中的に実施することは、機能向上に大変重要である。PNFの本拠地、米国カリフォルニア州のヴァレホにあるカイザー病院では、1日に4.5 ? 6時間の集中訓練が患者に実施されている。集中訓練をすることで、以下の効用が考えられる。
a.循環の改善      improve circulation
b.代償作用の促進 substitute pathways
c.言語機能の改善 speec
d.動作や筋力の増加 increase movement and strength
e.最小のエネルギー消費で最大機能の獲得

(日本PNF学会より引用)

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[ 2010/04/01 10:00 ] PNF | TB(0) | CM(0)

MTA マイオチューニングアプローチ:痛み,痺れを改善し,筋緊張を調整することにより,関節可動域(Range of Motion:ROM)や運動能力を向上させ,ADLおよび生活の質(Quality of Life:QOL)を高め,精神的苦痛を和らげるために

お疲れ様です。
今日は理学療法における治療法の一つであるマイオチューニングアプローチを紹介します。

MTAは,筋(myo)を調整(tuning)するアプローチであり,神経生理学的現象を利用して主に筋が原因(稀に皮膚から皮下組織)で生じる症状を改善するアプローチである.

 目的は,痛み,痺れを改善し,筋緊張を調整することにより,関節可動域(Range of Motion:ROM)や運動能力を向上させ,ADLおよび生活の質(Quality of Life:QOL)を高め,精神的苦痛を和らげることである.

 筋の損傷や緊張は,痛み,痺れ,筋緊張の異常などの症状を起こす.それらの症状は,リハビリテーションの阻害因子となり運動機能障害を起こし,訓練効率あるいはモチベーションの低下などの原因となるのみでなく,腰痛などの疾患の治療効果を大きく低下させることが多い.しかし,筋が原因で起こる上記の阻害因子を改善できれば,治療効果およびモチベーションを飛躍的に向上できる.痛みがない場合でも筋緊張が亢進していれば,ROMが制限され運動能力が低下する.例えば,脳卒中片麻痺の症例で体幹と腰部の筋緊張亢進により,体幹前屈のROM制限があるために靴を履く動作を行えない場合には,ROM制限の原因になっている筋を探し出し,MTAで緊張を低下させることにより,即時的に靴を履く動作が可能となる.痛みなどの症状は,侵害受容器が刺激されて起こる痛覚神経線維のインパルスが脳に到達したときに発生する.神経ブロック療法は局所麻酔薬を体内に注入し,問題の部位からの痛覚神経線維のインパルスを脳に到達する前に消失させる治療法である.一方,MTAは徒手を用いて生体を刺激し,神経生理学的現象を起こすことによって痛覚神経線維のインパルスを消失させ,痛み,痺れ,筋緊張の異常などの症状を改善する手技であると推測している.

 また,MTAは中枢および末梢神経麻痺を改善し,運動能力を向上できる可能性がある手技でもある.詳細な治療原理は不明であるが,痛み,痺れによって起こる筋緊張亢進や血流改善による筋不全の改善,神経‐筋移行部で末梢神経終末から筋へ放出される化学物質の量の増加,固有受容器を刺激することによる神経線維のインパルスの増加,などにより筋活動が活性化し,動きが改善すると推測している.尚,中枢性麻痺に対するMTAが脳神経にどのように影響するかに関しては,今後の検討が必要である.

 

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[ 2010/01/19 23:03 ] MTA | TB(0) | CM(0)

MTA(マイオチューニングアプローチ)文献2:理学療法:痛み、痺れ、筋緊張、運動機能の改善に有効とされるアプローチ

理学療法における治療法の中のMTA(マイオチューニングアプローチ)の文献を紹介します。

『慢性期脳卒中片麻痺患者へのマイオチューニングアプローチの試み : 歩行能力の解析』(神経系理学療法11, 第42回日本理学療法学術大会)

【内容】
片麻痺患者に対してMTアプローチを腸腰筋、殿筋、下腿三頭筋、足指屈筋群・伸筋群に行い、5mの歩行速度を測定。
結果より、遊脚期の股関節・膝関節の角度、積分値、症例2の歩行速度に変化が見られた。高田らによると、本来MTアプローチは、痛み、痺れ、筋緊張、運動機能が顕著に改善するとともに、筋力及び最大収縮時の筋電図積分値が顕著に向上すると言われている。よって、今回の研究では、腸腰筋、殿筋、下腿筋群にMTアプローチを施行し筋調整が行え、各筋の筋活動が増し、股関節と膝関節の屈曲角度が増加し、振り出し速度も上昇し、歩行速度も短縮した。また、症例1の歩行速度に変化がなかったが、下肢の関節角度変化を確認しながらの歩行であったためである。症例2の股関節屈曲は減少しているが、腸腰筋へのMTアプローチを行ったために、筋調整ができ体幹が起き上ったためである。
このように、MTアプローチを行うことにより、慢性期脳卒中片麻痺患者の歩行を改善するのに有効と思われる。

との研究報告がありました。

文献は ここ をクリックしてCiNiiの画面右側の『プレビュー』をクリックしてみてください。


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 『MTA マイオチューニングアプローチ』 
 『MTA(マイオチューニングアプローチ)文献1』 

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[ 2010/01/17 22:49 ] MTA | TB(0) | CM(0)

触圧覚刺激法(筋緊張に変化を及ぼす):理学療法手技

10数年前に1日だけ小林先生の触圧覚刺激法講習を受ける機会があり受講させていただきました。

その後、臨床ではほとんど使う機会なく過ぎてきましたが、当時、小林先生の技術を見て、その変化に驚いた記憶があります。

触圧覚刺激法 定義
関節可動域の維持、拡大を図るとき、あらかじめ患者の皮膚上にセラピストの指を触れておくと、可動域の制限をしていた筋緊張が緩み可動域が拡大する。この理学療法技法を『触圧覚刺激法』という。

外界からの皮膚刺激が運動の修正機能として働く、触圧覚刺激法のメカニズムと推定している。

触圧覚刺激法という手技は、理学療法士の小林孝誌先生が1995年に考案、確立された手技です。当初は足関節までの手技でしたが、その後足底法などいくつかの手技が追加されました。現在もなお進化し続けている手技療法です。

『ようこそ触圧覚の世界へ』を一度確認してみてください。

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[ 2010/01/01 21:49 ] 触圧覚刺激法 | TB(0) | CM(0)
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